CELM BELIEF
vol.26
2020年3月発行
SDGs時代の組織とマネジメント
SDGsは、社会や環境がサステナブルであるために必要な取り組みを、世界中で共有した目標です。
国連でのSDGsの採択は2015年ですが、それより少し前から、ビジネスの世界では大きな価値観の変化が進行していました。かつては、資本の大きさがビジネスを動かす原動力でしたが、急速に「評判」や「信頼」といった無形のものが、市場やビジネスを動かす主要なパワーに替わりつつあります。
ESG投資がメジャーになり、SDGsに反する形で事業を進める企業は市場から排除されるようになっていくでしょう。今、多くの企業がイノベーションを必要としていますが、そのイノベーションの方向性はSDGsのような社会課題の解決の中にあるといわれています。またそもそも人は、良いことをすると気持ちがいい、良い人でありたいという欲求をもっています。SDGsに取り組むべき理由と動機は疑いようがありません。この状況に対し、すでに多くの企業がSDGsに対する取り組みをスタートさせています。
しかし、これをさらにビジネスの推進力としていくためには、組織・人材開発マネジメントの転換が欠かせないはずです。そこで今号では、SDGs時代にサステナブルに成長を続けるための組織とマネジメントのあり方について、考えていきます。
INDEX
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Opinion
SDGsに向かって動き出す人材を育成する施策とは
株式会社セルム 代表取締役社長 加島 禎二
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Special Interview
理念の追求の先にSDGsがあり、イノベーションがある
積水ハウス株式会社
CSR部長 小谷 美樹
人事部 人材開発室 室長 安信 秀昭氏 -
Close up
サステナビリティはビジネスを成長させる戦略 ~ユニリーバの取り組み~
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社
コミュニケーション アシスタントコミュニケーションマネジャー
新名 司氏 -
Young Talent
本来あるべき関係性をつくることが
就職ミスマッチの解消にも、若手の活躍にもつながる株式会社i-plug 代表取締役CEO 中野 智哉氏
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HR Technology
個人情報はどこまで自由に利活用できるか
AI活用の課題と検討ポイント慶應義塾大学法科大学院 教授 山本 龍彦氏
- Reference Data [用語解説]SDGs、ESG、CSR、CSV
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Close up
根底にある「構造」を変えなければ、どんな努力も水の泡になる
ロバート・フリッツ・インク社 創立者 ロバート・フリッツ氏