開催趣旨
人口減少社会に適応する企業の取り組みの中でも、シニア層の活性化の仕組みづくりは喫緊の課題です。
これからのシニアには「自律的なセカンドキャリアの選択」が求められ、長年培ったキャリアを再定義し、自社にとどまらず社会全体でスキルシェアリングする時代が目前です。
一企業に長期勤続したシニア層が新たな機会に自ら挑み、価値を発揮するためには、もっと実践的な準備と他社における稼働体験の場が必要ではないでしょうか。
本セミナーは、シニア課題をポジティブに解決、推進するための多様なソリューションをご紹介し、自社の施策に役立てていただくことをねらいに全5回のシリーズとして開催します。
スケジュール
【終了】第1回 2021年 5月28日(金) 17:15～18:00
『ライフシフト・プログラム』
人生100年時代とはイコール現役で80歳まで生き抜くこと。しかし、多くのビジネスパーソンは60歳定年までのキャリア設計しかできていません。そんななかで定年が延長されていくとき、企業にとっては「ぶら下がり社員」増加のリスクが、そして社員にとっては価値ある人生を棒に振るリスクが高まることが予想されます。両者がWin-Winになることは若い世代の希望、そして日本企業の活性化につながります。
そのために必要なのがライフシフト支援策です。基本は社員個々人による自分の人生へのコミットメント、すなわちキャリア自律ですが、その方法論を社員も企業も持てていないのが現実です。
「ライフシフト・プログラム」は包括的なソリューションをお届けします。
【終了】第2回 2021年 6月25日(金) 17:15～18:00
『シニアTEX』
TEX（テックス：True EXperience）とは、地方における社会課題の現場をテーマにしたファーストキャリア社の独自開発プログラムです。現在進行形のリアルな社会課題を通じて自分と他者にも向きあい、互いに学び合い・影響を及ぼし合う「相互研鑽プログラム」であり、社会人だけでなく、学生や地域ビジョナリーリーダー（地域を背負い⾏動する、事業家・社会活動家・行政担当者たち）と各々の立場や空間を超えて参画します。2018年のプログラムリリース以降、自分を棚卸し多様な価値観に触れて自信の幅を広げる“内省と成長”の機会として、多くの企業に導入されています。（経済産業省「未来の教室」事業に、社会課題の現場への越境プログラムとして採択）
会社名や肩書を外した“素の自分”の価値観は何か？これまでの企業経験を踏まえて、広く世の中に貢献・還元できる経験資産は何か？年齢や立場を超えて共に生み出せる影響力は何か？という“自分自身への問いかけ”は、シニア向け施策の中でも、セカンドキャリア、社会と自社における自己価値の再定義を促す「自己探求」のプロセスにおいて大変効果的です。第2回はその内容と期待できる効用をじっくりご紹介いたします。
【終了】第3回 2021年 8月27日(金) 17:15～18:00
『中小企業において活躍する大企業人材とは?!』~シニア就業機会確保と副業・兼業推進～
第3回のゲストは、中小企業と大企業人材のマッチングを行政の立場で担われている、中核人材雇用戦略デスク（大阪府プロ人材）マネージャーの乾俊人氏をお迎えします。
全国のプロ人材拠点のお取り組み、大阪府のプロ人材紹介の実績など具体的なお話をご紹介頂いた上で、中小企業と大企業人材のマッチングの現場に携わられる中で見えてきた「60歳の壁」について問題提起を頂きます。
大企業人材が中小企業で活躍するために本当に必要なことは何か、転身して生き生きと活躍される方がいらっしゃる一方でマッチングがうまくいかずに退職されてしまうのはなぜか、ミスマッチをを生まないようにするために有効な施策についてもご紹介を頂きます。
【終了】第4回 2022年 1月21日(金) 17:15～18:00
『プロパルト・サーベイ』（シニア専用360度サーベイ）
この360度サーベイは、ミドル・シニア社員の方々が、自らの適性や相対的な強み・弱みを正しく理解し、今後どのような役割において貢献していくことが適しているのか、また、それへ向けてどのような準備をしていけばよいのかを明確に認識することをねらいに開発しました。
とりわけユニークなのが、ネクストキャリアのポジションのとり方についてシニア期の活躍タイプ別強弱を示し、個人別レポートを返すだけでなく、フィードバックセッションや、キャリア研修プログラムの題材として活用できる点です。
また、越境稼働やキャリアコーチをはさんで、随所でビフォア・アフターの差異をモニタリングすることも有効です。
セミナーでは、本サーベイの概要と、各社さまにおける活用方法などをご紹介します。
講師紹介
坂部 嶺（さかべ りょう）
株式会社セルム 営業企画部 グループマネージャー
大学卒業後、2009年に株式会社セルムへ新卒入社。主に全社の組織風土改革、企業統合に伴う理念策定、ビジネスモデル転換を起点としたミドルマネジメント変革に従事。2018年よりサーベイ・アセスメント部門の責任者として、年間80件以上のプロジェクトに関与するとともに、新ソリューションの開発・実装を主導している
申込方法
現在、参加を受け付けておりません。
主催
株式会社セルム
